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御柱祭 — 諏訪の誇り、7年に一度の天下の大祭
式年造営御柱大祭(しきねんぞうえいみはしらたいさい)
7年に一度、寅と申の年に行われる諏訪大社最大の神事。1200年以上の歴史を持ち、諏訪地方の氏子20万人以上がこぞって参加する、まさに「天下の大祭」です。
御柱祭とは
御柱祭は、諏訪大社の社殿の四隅に「御柱(おんばしら)」と呼ばれる巨木を建てる神事 です。同時に宝殿の造り替えも行われます。
その起源は遠く古代にまで遡り、804年(桓武天皇の御代) には信濃国一国の総力をあげて奉仕がなされるようになったと『諏訪大明神画詞』に記されています。巨木に神が宿ると信じる 縄文文化をルーツとする説 もあり、諏訪の地に脈々と受け継がれてきた信仰と文化の結晶です。
祭りの流れ
御柱祭は、上社(本宮・前宮) と 下社(春宮・秋宮) の4社それぞれに4本ずつ、計 16本 の御柱を建てます。祭りは大きく2つの段階に分かれます。
山出し(4月)
山から切り出した巨木を里へと曳き出します。
- 上社: 八ヶ岳山麓の御小屋山から
- 下社: 霧ケ峰高原の東俣から
最大の見せ場は 「木落し」 。急斜面を御柱の先端に人が乗ったまま一気に滑り落ちる、勇壮で危険な場面です。上社ではさらに宮川の 「川越し」 も行われます。
里曳き(5月)
山出しを終えた御柱を、各社の境内まで曳き入れます。
- 騎馬行列や長持行列が練り歩く華やかな道中
- 境内で 「冠落し」 を行い、樹皮を削り整える
- いよいよ 「建御柱」 。人力だけでそびえ立つ巨木を垂直に建てる、祭り最大のクライマックスです。
御柱の数字
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催周期 | 7年に一度(数え年。寅年と申年) |
| 歴史 | 1200年以上(804年以前から) |
| 御柱の本数 | 16本(4社 × 4本) |
| 御柱の大きさ | 長さ約 17m、直径約 1m、重さ約 13トン(一之柱) |
| 樹種 | モミの木 |
| 参加者 | 諏訪地方の氏子 20万人以上 |
| 文化財指定 | 長野県指定無形民俗文化財 |
| 前回開催 | 2022年(寅年) |
| 次回開催 | 2028年(申年) |
諏訪の人々と御柱
「人出しても出せない諏訪の御柱に行け」
この言い伝えが表すように、諏訪に暮らす人々にとって御柱祭は単なるお祭りではありません。地域の絆そのもの です。
祭りの準備は数年前から始まります。柱の仮見立て、伐採、曳行路の整備——すべてが地域の人々の奉仕によって行われます。老若男女が力を合わせ、声を合わせ、一本の柱を山から里へ、そして神社の境内へと運ぶ。その過程こそが、諏訪の人々の心をひとつにしてきました。
御柱が繋ぐもの
1200年以上にわたって途絶えることなく続いてきたこの祭りは、世代を超えて地域の記憶と誇りを繋いでいます。縄文の時代から人々が暮らしてきたこの諏訪の地で、私たちもまた、次の御柱へ向けて日々を重ねています。
私たちと御柱
私たち 株式会社やさしい手諏訪 は、この御柱の地・諏訪で介護と看護のサービスを提供しています。
御柱祭が教えてくれるのは、一人では動かせないものも、みんなで力を合わせれば動かせる ということ。そして、受け継いできたものを次の世代へ繋いでいく ことの大切さです。
私たちの仕事もまた、地域の方々の暮らしを支え、次の世代へ繋いでいく仕事です。諏訪の風土が育んだ「助け合いの精神」を胸に、日々のケアに取り組んでいます。
次回の御柱祭は 2028年(申年) 。諏訪の街が最も熱くなる年が、また近づいています。